THE VOICE|special interview:「映画にかける思い」映画業界に関わる著名人の方々に、さまざまな角度やテーマで映画にまつわるお話をしていただきます。/VOICE57 アナウンサー 笹川友里

ボケるシーンでは最初の頃、何を言ってもウケなくて(笑)
アフレコだけでも挑戦でしたが、本当に鍛えられました

8月24日(金)公開の映画「映画ドライブヘッド~トミカハイパーレスキュー 機動救急警察~」に登場する“笹川アナ”。冷静にリポートする彼女だが、突然スイッチが入って女版・松岡修造さん(!)のように。素の笹川はそこまでではないので、テンションを上げ、元気過ぎるくらいに演じていると言う。

笹川友里

―番組開始時より、アニメ「ドライブヘッド」に“笹川アナ役”として出演し続けてきました。自分がアニメキャラとして登場するのも、同時に実写パートで“笹川アナ”役としてニュースを伝えるなんて、滅多にないことですよね?

恐れ多いですが、本当に光栄です。声優としてはド素人で、最初は不安でしたが、今ではこれまでの仕事の中でも特に思い入れのある仕事になりました。局内のアニメに小さな役で1話だけ登場したことはありましたが、今回のように、先に実写の見た目から作っていき、それをアニメーションに起こしていただくという制作過程まで見られるなんて、なかなか出来る経験じゃないですよね

―アフレコは、難しかったですか?

何も言うことがないくらい、お2人がそこに居るだけで絵になるので。2人とも脚本をすごく気に入ってくださって、 その面白さを掬い取り、現場で作ってくださいました。樹木さんは色々なことを考えられていて、 現場で“こうしたらもっと面白くなる”と一緒に作っていく感じでした。 山﨑さんも“そうすると台本のこの面白さがなくなるけど、いいかな”と、すごく相談に乗ってくださいました

ドライブヘッド〜トミカハイパーレスキュー機動救急警察〜

―笹川アナご自身と、「ドライブヘッド」の“笹川アナ”のキャラは違いますか?

役の“笹川アナ”は、冷静にリポートしながら急にスイッチが入り、『ドライブヘッド、行け~っ!!』と、女版・松岡修造さんのように熱血漢になる(笑)。素の笹川はそこまでではないので、テンションを上げ、元気過ぎるくらいに演じています。実写パートでは、常に最後に一言ボケるのですが、最初の頃は何を言ってもウケず、滑りまくり、本当に鍛えられました。アフレコだけでも体当たりの挑戦でしたが、その実写パートは、人生最大級の体当たりでしたね!

「ドライブヘッド」最大の魅力は、機体のカッコ良さ! 劇場版では、シンカリオンも登場します!

笹川友里

―ズバリ「ドライブヘッド」の魅力は?

とにかく乗り物やロボットなど、男の子のロマンが詰まっています。でも最大の魅力は、機体のカッコ良さ。毎回、アフレコしながら“カッコいいなぁ~”と惚れ惚れします。しかも回が進むごとに進化型が登場し、どんどんカッコ良くなっていくんです。映画ではさらに進化したドライブヘッドが合体する変身シーンがあるのですが、アフレコしながらウルウルきちゃって。ゴウ君たちがみな成長し、頼り甲斐が出て来て、お互いを支え合っている姿がもう感動的で

―映画版は、進化したドライブヘッドの合体、ゴウ君たちの成長など、盛りだくさんですね。

加えて、凶悪な敵が現れ、そんな敵を前に彼らだけで闘えるのか、という問題も出てきます。今人気のシンカリオン、そして刈狩博士まで登場し、どうドライブヘッドと絡んでいくかも楽しみです。声を出して応援せずにいられない、熱いストーリーを楽しんで欲しいです

―この仕事を通して新しいことを経験し、新たな希望や目標は生まれましたか。

嬉しいのが、お子さまから「実はドライブヘッドを運転しているのは、車田ゴウ君です」という密告のお手紙をいただくんです(笑)。“笹川アナ”は知らない設定なので。もう、それが可愛くて。そんな風に子どもたちと触れ合えるのも「ドライブヘッド」のおかげ。そしてこれを機に、声を当てる仕事を心から楽しいと思えたので、別の機会があったら……大好きな海外ドラマの吹替などをやってみたいですね

Profile

1990年生まれ、神奈川県出身。2013年、TBSに入社。ADを経てアナウンサー部に所属。現在は「あさチャン!」(水~金)、「王様のブランチ」(土)、「人生最高レストラン」(土)などに出演中。
撮影=河内彩 取材・文=折田千鶴子

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