THE VOICE|『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

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映画にかける思い

映画業界に関わる著名人の方々に、様々な角度やテーマで映画にまつわるお話をまとめました。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
ジャパンプレミア&来日記者会見

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

―トム・クルーズ主演の世界的な人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の最新作、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が5月23日(金)に日米同時公開を迎えますが、これに先立ち2日間にわたって豪華キャストが集うジャパンプレミアと約90分間の来日記者会見が開催! その模様をレポートします!

トム・クルーズを筆頭にIMFメンバーが東京に集結! 都庁の巨大壁面に「Light the fuse!(導火線に火をつけろ!)」

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

来日キャンペーンの1日目は、ハリウッド映画のイベントとしては史上初となる、東京都庁・都民広場で盛大に開催! トム・クルーズ(イーサン・ハント役)を筆頭に、サイモン・ペッグ(ベンジー・ダン役)、ポム・クレメンティエフ(パリス役)、ヘイリー・アトウェル(グレース役)、グレッグ・ターザン・デイヴィス(ドガ役)といったIMFメンバーとともに、シリーズ集大成と言われる本作を作り上げたクリストファー・マッカリー監督がレッドカーペットに登壇する豪華なジャパンプレミアに。イベント後援の東京都が一行を全面的に迎える形となり、小池百合子 東京都知事が開会宣言を行いました。

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都庁を“ミッションカラー”に染めるレッドカーペットに集結したトム率いる超豪華メンバーは、会場に集まった1000人のファンの前に段階的に姿を見せ、3時間にも及ぶファンサービスを実施! このワールドツアーのキックオフとなる本イベントのフィナーレでは、トムの掛け声で、映画のモチーフである「導火線に火をつけろ! (Light The Fuse!)」をテーマにしたジャパンプレミア特別映像のプロジェクションマッピングが都庁舎へ投影されるなど、まさに東京から世界へ『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』旋風を巻き起こすド派手な演出を披露! 3年ぶり25回目の来日、ハリウッド界No.1の親日家としても知られるトムの日本愛も炸裂した大盛り上がりのイベントとなりました!

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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

また、3日前に本編が完成したという本作の世界最速の公式プレミア上映もその夜に実施。駆けつけたトムを始めとする来日キャストが日本の観客と一緒に鑑賞するという特別な催しで、上映後は8分超にも及ぶスタンディングオベーションが巻き起こりました!

DAY2は、超豪華来日記者会見!トム・クルーズが29年間も続いたシリーズへの想いを語る!

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

2日目に行われた来日記者会見には、トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、サイモン・ペッグ、ポム・クレメンティエフ、グレッグ・ターザン・デイヴィス、クリストファー・マッカリー監督が登壇! 冒頭には、トムの過去作をまとめた14分間のダイジェスト映像も上映されました。

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』ジャパンプレミア&来日記者会見

MCの関根麻里さんの呼び込で、まずはイーサン・ハント役トム・クルーズが登場。「温かい歓迎をありがとうございます。みなさんに会いたかったです。また日本に来れてうれしいです」とあいさつ。客席で参加していた、トムにとっての“日本の母”こと字幕翻訳家の戸田奈津子さんをフィーチャーする一幕もあり、とても暖かな空気で会見はスタートしました。

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本シリーズの特別性について聞かれたトムは、「映画を作ることは小さい頃から夢見ていたことです。自分の夢を生きることができます。でも、それを受け入れていただいて、観客のみなさんを楽しませることができるということを当たり前だとは絶対に思いません。現場に入り準備している時に常に観客のことを考えています。それらはわたしに大変な喜びをもたらしますし、人生を捧げています。そのなかで(『ミッション:インポッシブル』シリーズは)最初にプロデュースした作品ですし、非常にめずらしい旅をさせていただきました。また、自分自身が俳優として、プロデューサーとして、ストーリーテラーとしてチャレンジをしていけるものなのでです」と熱い想いを語っていました。

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続いて登壇したクリストファー・マッカリー監督は、長年の付き合いとなるトムとのパートナーシップについて、「ずっと対話をしているような感じです。『トップガン マーヴェリック』、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の3作品を立て続けに作り上げてきたのですが、今でもしょっちゅう一緒に過ごしています」と、長年の深い信頼関係を説明しました。

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そしてベンジー役サイモン・ペッグ、パリス役ポム・クレメンティエフ、グレース役ヘイリー・アトウェル、ドガ役グレッグ・ターザン・デイヴィスの4名も一挙に登壇。合計6人の来日メンバーが一堂に会しました。

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ヘイリーは、「本当にここに来れてうれしいです。昨晩、日本のファンと一緒に初めて作品を観られたことも素敵でした」

サイモンは日本語で「こんにちは」のあと続けて、「みなさんと一緒に作品を観ることができてとても光栄でした。愛を感じました。ありがとうございます」

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ポムは、「こんにちは。日本の方々とこの映画を共有できることを楽しみにしていました。この国が大好きです。みなさん愛しています」

グレッグは、「初めての来日になります。みなさんとこの映画を共有できてとてもうれしかったですし、すごい体験でした。ありがとうございます」と、それぞれあいさつしました。

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シリーズの中で常に進化を遂げてきたIMFチーム。最新作での人間関係・自身の役柄を聞かれると、サイモンは「ベンジーはチームをリードすることが初めてなのですが、アサシン(パリス)と政府エージェント(ドガ)と盗人(グレース)を指導しなければならず、とっても充実感がありました」と会場の笑いを誘いました。

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そのサイモンについてトムは、「『ショーン・オブ・ザ・デッド』を鑑賞して、とても有能な俳優だと思い、彼を(チームに)誘いました。そして彼は素晴らしい才能を発揮してくれました。コメディセンス、演技力、チームワークがとても上手な方なんです。なので彼との仕事はとっても楽しいです。彼のことが大好きです」と、シリーズ3作目からおよそ20年もの付き合いとなるサイモンを絶賛する一幕も。

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ヘイリーは自身の役柄について、「今作ではチームの一員ではありますが、(そこに)属するということは大切な仲間を失うという恐れを抱えることにもなります。自身の目的のためではなく、より大きな義のためにお互いを必要としあって、やらなくてはいけないことしなければという想いを持っていました」と説明。

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ポムは、「前作では一匹オオカミのような敵キャラクターだったのですが、今作では他のキャラクターと一緒にいるシーンがかなりあります。もっと彼女の人間的な面が見れると思います」と、キャラクター像に期待を膨らませるようなコメント。

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グレッグは、「ドガは本作でイーサン・ハントが本当に正しい判断をしているのか、ということを考え出します」とネタバレを回避するため、あえて曖昧な回答で説明していました。

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最後、約30年もシリーズが続くと思っていたかという作品の歴史に迫る質問に対してトムは、「もちろん思っていなかったです」と回答。「(一作目の公開当初は)まだまだオーディエンスとのコミュニケーションの取り方などがわからなかったです。シネマの言語というものに対してもっと理解を深めたいと思いました。18 歳の時にパラマウントのプロデューサーにお会いした時、彼女は私の映画に対しての情熱をすごく理解してくださってとてもサポートをしてくれました。数年後、『ミッション:インポッシブル』を作りたいと話したところ、『なんでTVシリーズを映画化するんだ」とみんなに言われたんです。ただ、そのあと3作目まで作り上げてきたあと、シリーズ全体を振り返って、オーディエンスが何を楽しんだのかを掘り下げていきたいと思い、(シリーズを)続けたいという気持ちが生まれました。ちょうどそのタイミングでクリストファーと出会い、どういう風に進化をさせるか決めていったのです」とシリーズの軌跡を振り返りました。
2日間にわたり行われた『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のジャパンプレミア。そしてその最後を締めくくる来日記者会見は、来場した観客の万雷の拍手のなか、大盛況のうちに幕を閉じました!

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なお、この日はキャストと監督が降壇後、超ビッグなサプライズ情報が発表に。日本のファンの強い要望と公開への期待の高まりを受け、5月23日(金)からの全国公開に先駆け、5月17日(土)より5月22日(木)の期間、6日間の先行上映をすることが緊急決定! 29年にも及ぶシリーズの集大成、そして3年ぶりの来日を果たしたトム・クルーズの勇姿を、是非イオンシネマでお楽しみください!

公開情報

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
2025年5月23日(金)全国劇場公開
配給:東和ピクチャーズ
©2025 PARAMOUNT PICTURES.

取材・構成/鴇田 崇

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