THE VOICE|俳優、歌手・井ノ原快彦 / 俳優・本上まなみ

SPECIAL INTERVIEW

映画にかける思い

映画業界に関わる著名人の方々に、様々な角度やテーマで映画にまつわるお話をまとめました。

井ノ原快彦俳優・歌手

本上まなみ俳優

すみっコたちはどうなるのだろうとワクワクしました

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

──シリーズ第4弾となる『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』ですが、映画化が決まった時はいかがでしたか?

井ノ原: 映画化が決まった時は、本上さんとまたご一緒できると思ってうれしかったですし、毎回思うことなのですが、すみっコたちはどうなるのだろうとワクワクしました。物語だけでなく、映像がどうなるのかも楽しみでしたが、収録を終えて今回もとてもかわいかったです。

本上: 映画も4作目になりましたが、今回の舞台が〈空の王国〉と聞いて、子どものころに「雲の上には何があるんだろう」と空想していたことを思い出しました。冒険するすみっコたちの姿を見られるのがとても楽しみでした。冒険ものって大好き、やっぱり一番心が躍るんですよね。

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

──今回は新キャラクターとして、「おうじ」と「おつきのコ」が登場しますが、活躍の印象はいかがでしたか?

井ノ原: おうじは自分が背負って行かないといけないという、責任感からの空回りが愛おしかったです。ちゃんと自分の非を認めるというか、ちゃんと心情を吐露するところなども、育ちがいいなと思いました(笑)。この先、王国を任せられるなと思えるキャラクターなんです。

本上: おうじはおうさまを尊敬していて、自分もみんなと一緒に王国を幸せで豊かな国にしていきたいという想いがあるわけですが、まだまだ見習いというところで頑張りすぎてしまうんですよね。そこが本当に健気でぐっときました。

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

井ノ原: とにかくこのふたりの関係を観ていて、いつまでも一緒にいてほしいなと思う描写がいっぱいありましたね。

本上: 「おうじ」と「おつきのコ」は小さいころからずっと一緒に遊んでいた、一番の友だちなんですよね。いいコンビ、いいバディで、お互いがお互いをとても大切に思っているのが伝わってきます。ひとりで頑張らなくちゃと思い込んでいるおうじを、どうやって応援してあげたらいいんだろうと心配しながら寄り添う、おつきのコが優しいんだよね。
頑張りすぎて周りが見えなくなっちゃうことって、誰しもあると思います。ひとりじゃないよ、っておうじに言ってあげたくなりました。

控えめでマイペースで喋らないすみっコたちの個性がそのまま生かされている

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

――「すみっコぐらし」がこれだけ愛されている理由については、どのように受け止めていますか?

井ノ原: 友だちが「ウチの子が大好きなんだよ」とよく言ってくれているのですが、たとえば共演したタレントさんの中に「本当に救われました」「一人じゃないんだと思えました」と言ってくれた方もいて、本当にうれしかったです。すみっコたちが近くにいてくれたらいいなと思える、実は大人にも刺さる作品なんだなと思いました。特に今回はすみっコたちが力を合わせていく冒険が描かれ、みんなで平和を取り戻す物語なので、大人たちの中にはご自身の現状を踏まえ、深読みして楽しまれる方もいるのかもしれない。でも、ふにふにしていてかわいくて、無条件に癒されるので、シンプルなところが愛されている魅力なのかなと思います。

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

本上: すみっコたちは、みんなそれぞれ得意なこと好きなことがありつつ、誰にも話していない秘密や、苦手なもの、コンプレックスも抱えているんですよね。すみっコ好きな人たちはこういうところに愛おしさを感じたり、自分の姿を重ね合わせたりするのだろうなと思っています。映像化されるにあたっても、控えめでマイペースで喋らないすみっコたちの個性がそのまま生かされていますが、こんな風に映画にできるんだっていうことに、私もとても驚きました。

楽しいことは一緒に笑おうという映画になっています!

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

――『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』、イオンシネマで鑑賞される方へメッセージをお願いいたします。

井ノ原: 僕は毎回、全作品を映画館で観ているのですが、曜日と時間帯によっては子どもたちが大笑いしていることもあり、それがめちゃかわいいんですよ(笑)。「そのシーンって子どもには面白いのか」と、僕にとっては子ども心を思い出すような時間なんです。なのでぜひ映画館で観てほしいですし、おすすめなんです。観終わった後に「あのシーンどう思った?」などと話し会えることも素敵だなと思うし、楽しいことは一緒に笑おうという映画になっています。ぜひ楽しかったら笑ってほしいですね。

映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ

本上: 映画館で観るって、本当に素敵なものです。明かりが落ちてスクリーンがふわーっと明るくなって、身体中が音に包まれて。これからお話が始まるんだと思うと、それだけでもうわくわくしますよね。すみっコたちがかわいらしいのはもちろんですが、今回は空の色やお城の美しさといった背景、美術にも注目して欲しいです。ひとりでも、大好きな人と一緒でも、きっと楽しめると思います。井ノ原さんがおっしゃるように、いつも自由にのびのびと子どもたちが観てくれるのが嬉しいです。映画館デビューにもぴったりの作品、優しい温かいお話ですので安心して観に来てくださいね。

PROFILEプロフィール

井ノ原 快彦

井ノ原 快彦俳優・歌手
 >>(ナレーション)

井ノ原 快彦俳優・歌手
 >>(ナレーション)

BIOGRAPHY

1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年、V6のメンバーとしてCDデビュー。現在は20th Centuryとして歌手活動のほか、ドラマ・バラエティ・舞台などに出演中。2006年より「警視庁捜査一課9係」(~17年/テレビ朝日系)に出演しており、シリーズ続編となる「特捜9」(~25年/テレビ朝日系)では主演を務めた。2015年より「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)でMCを務めるなど、多岐にわたって活躍中。

PROFILEプロフィール

本上 まなみ

本上 まなみ俳優
 >>(ナレーション)

本上 まなみ俳優
 >>(ナレーション)

BIOGRAPHY

1975年5月1日生まれ、東京都出身、大阪府育ち。俳優として数多くの映画・テレビ・CMなどで活動。「newsおかえり」(ABC)で火曜日を担当。最新刊「みんな大きくなったよ」(ミシマ社)などエッセイストとして書籍も多数刊行している。近年の出演作に、映画『リバー、流れないでよ』(23年/山口淳太監督)、連続テレビ小説 「ブギウギ」(23年/NHK)など。

井ノ原快彦 / HM:松本未央(GON.)、STY:前田勇弥

本上まなみ / HM:笹浦洋子、STY:吉村由美子、
衣装:humoresque、アクセサリー:SOURCE

取材・構成/鴇田 崇

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