
映画業界に関わる著名人の方々に、様々な角度やテーマで映画にまつわるお話をまとめました。
当日は本編上映とトークショーが行われ、太田貴子さん(森沢 優&クリィミーマミ役)、水島 裕さん(大伴俊夫役)、そして絵コンテ・演出を務めた望月智充さんが登壇しました。満席の客席のなか、キャスト&スタッフと当時の思い出を振り返るとともに、40年の時を越え、いまなお愛される本作への想いを語る豪華&貴重なトークショーとなりました!
OVA『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』上映後、太田貴子(森沢 優&クリィミーマミ役)さん、水島 裕(大伴俊夫役)さん、望月智充(絵コンテ・演出)さんが揃って登場! まずは太田さんが、「みなさんこんにちは! 森沢 優、クリィミーマミ役の太田貴子です。よろしくお願いします!」とあいさつ。
続いて大伴俊夫役の水島さんが、「今日はいい天気ですよね。きれいな青空が広がって絶好の映画日和です! いっぱいのお客様にこうして40数年ぶりにマミを愛してくれているっていう気持ちが伝わって今すごい幸せです! 短い時間ですが、一緒に楽しく過ごしましょう!」とあいさつ。
最後に絵コンテ・演出を担当した望月さんが、「クリィミーマミでは、テレビシリーズの時の演出を数本と、それから2本のOVAの演出・絵コンテを担当しました。よろしくお願いいたします」とあいさつしました。
トークショーではまず、当時リリースされたOVA『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』が前半にテレビシリーズのダイジェストがあるユニークな作りとなっていて、その理由について望月さんが解説。
「OVAでテレビシリーズの後日談を描くという企画自体が世界初でした。当時はもちろん配信はないですし、本放送が終わったすぐだったのでまだ再放送も全部はやっていなかったでしょうし、今みたいに全話収録のブルーレイなどもまったくなかった時代なので、要するにOVAで初めてクリィミーマミを観る人が中身が分からないと困るので、テレビのダイジェストをつけておこうということになったんです」。
続けて望月さんは、「そのほんの少し後から全話収録レーザーディスクなどが出るようになってきたので、その後はそういうことをやってないと思うんですけど、当時の非常に時代の狭間の不思議な作りになっていたっていう感じですね」と補足しました。
そして、本作の共演以来の仲という太田さんと水島さん。当時の太田さんの印象について水島さんは、「可愛かったですよ! セーラー服でスタジオに入ってくるんです。ちょうど夕方ぐらいから収録が始まったのかな。初々しいし、自由奔放で(笑)」と当時を述懐。
「冗談抜きで言うと、太田さんのマミがみなさんに受け入れられて大ヒットしたんだと思います。いわゆる声優さんがマミの役をやったとしたら、これほど爆発しなかったんだと思うんです。本当にそう思います。とてもマッチしたんですね」と水島さんなりに人気の理由を分析。
これを受けて太田さんが、「その時の裕さんのわたしに対する表現で、確か“おたこにしかできない演技”って書いてありました(笑)」と言うと、「それ、今でもそう思っています」と水島さん。「それがヒットに大きく貢献したんだろうと。もちろん絵やストーリー、セリフなどいろいろあると思いますが、大きな力の一つだったと思います」とコメントしました。
当時の収録では、水島さんのノウハウを参考にしたという太田さんは、「その当時、台本は当日もらうんです。スタジオに入ってテーブルに山積みにしてあって、各自もらって。わたしはどうチェックしていいか分からず、裕さんの真似をしていました。裕さんは漢字にふりがなをふったりされていて、それは真似していまだにやっています(笑)」と説明すると、「それは知らなかった(笑)」と水島さんも驚いた様子で、「台本って、昔は手書きだったんですよ。いまはパソコンで打っていますけど、『きょうは』なのか『こんにちは』なのか、音読みと訓読みで違うから、そこにふりがなをふって。いまだにやっています。だから僕の台本、真っ黒です(笑)」と裏話を披露して会場を沸せていました。
イベントの最後、望月さんは、「クリィミーマミは自分が演出になって2年目の、24歳の時に始まった作品で、そんな若造がやっていたのかと今だと思いますけれど(笑)、2020年代になってこんなに観てくれる人がいるのかと、本当に驚いて感激しています。若い頃の作品は恥ずかしいものですが、今日は本当にありがとうございました」とあいさつ。
水島さんは、「こうしてクリィミーマミという作品を通じて、またみなさんとお会いできていることは本当にラッキーだなと。こういう作品に関わることができてラッキーだなと思っています。次いつお会いできるか分かりませんが、どうかお元気で。またお互いに笑顔で会えるようにお元気でいてください。今日はありがとうございました!」とあいさつ。
太田さんは、「今日は笑顔の方がすごいたくさんいらっしゃるんですね。
そんなに愛されている作品にわたしが参加することができて、本当に幸せだなって思っております。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします!」とあいさつ。最後は盛大な拍手で閉幕しました。
『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』
2026年1月23日(金)公開
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©ぴえろ