THE VOICE|special interview:「映画にかける思い」映画業界に関わる著名人の方々に、さまざまな角度やテーマで映画にまつわるお話をしていただきます。/VOICE66 俳優・モデル 清原翔

廉とは、仲が悪いシーンの時も実際には仲良しでした(笑)

―5/17(金)公開の「うちの執事が言うことには」では、無表情でクールな執事の衣更月役がハマっていました。

うれしいです。どこまで感情を出していいのか、そこが課題でした。監督ともすごく相談したんです

うちの執事が言うことには

―主人公の烏丸花穎を演じた、King & Princeの永瀬廉さんとはどのように関係を築いていったんですか?

共通の話題が多くて、クランクインの日からすぐ打ち解けたので、仲が悪いシーンの時も実際には仲良しでした(笑)。廉はファッションに詳しくて、僕はそんなにハイブランドとかわからないから教えてもらうこともありました。年齢が近い主演の方とは、これまであまり共演することがなかったのですが、やりやすかったですし、いろいろ助けられた部分も多かったです

―今回、永瀬さんと同じKing & Princeの神宮寺勇太さんも共演していますが、清原さんも「PRINCE OF LEGEND」で同じMEN'S NON-NO専属モデルの遠藤史也さんらと共演していましたね。仲間たちと、違うステージで共演するのはどういう感覚ですか。

役どころによると思います。僕の場合は仲がいい役だったから、楽しかったし、逆によかったですね。気心が知れている仲だから、『こういう風にやろう』と話し合いもスムーズでした。敵対する役だったら、やりづらいこともあったのかもしれません

清原翔

―いまや一大勢力といえるMEN'S NON-NOのモデル陣ですが、意識することはありますか。

う~ん、役どころがかぶる人もいるんですよね。現にCMのオーディションに行ったら、『あ、お前も?』ということはよくあります(笑)。ただ誰かが受かった場合、『あいつになったらしいよ』と話題にはなりますが、気まずくはないですし、知らない人に取られるよりはよかったと思いますね。仲間意識が強いのかもしれません。いい意味で切磋琢磨できていると思います

―清原さんには、この作品の衣更月が尊敬している老執事・鳳のような、心の師とする人はいますか?

表に立つ仕事はMEN'S NON-NOのモデルが初めてだったので、その先輩たちを見て真似をすることはありましたね。そんな先輩たちが映像の世界でも活躍しているのを目の当たりにすると自分でも頑張ろうと思います

狂気を感じさせるような役をやってみたいです

清原翔

―今後の目標はありますか?

僕、すごくやりたい役があるんです。ドライで無表情、あるいはめちゃくちゃ不気味な微笑みをした、暴力性や狂気を感じさせるような役。観てて、“コワっ”って思う役、あるじゃないですか。できるかどうかはわからないですけど、一度はやってみたいですね。“ここまでやれるなんて、役者ってすごいな”って思わせる役をいつかできたらと思います。その日のためにごりごりに鍛えておきます。あとそれから…プライベートでは10年以内に結婚していたらいいなと思いますね

―えっ? まさかの結婚願望ですか?

僕自身は何の予定もないんですけど、26歳でそういうタイミングなのか、周りが次々、結婚し始めたんですよ。ゼクシィのCMをしていたこともあって、“買ったよ”って連絡がめちゃくちゃ来る(笑)。自分の場合は想像すらつかないのですが、36歳くらいまでにはしていたいというアバウトな目標です(笑)

Profile

清原翔 俳優・モデル >>衣更月蒼馬役 1993年生まれ、神奈川県出身。「MEN'S NON-NO」専属モデルとして活動する一方、16年より俳優活動を開始。ゼクシイのCMに出演し、注目される。これまでの主な出演作に「リベンジgirl」(17)、「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」(17)、「PRINCE OF LEGEND」(公開中)などがある。
撮影=野崎航正 取材・文=髙山亜紀 ヘアメイク=NOBUKIYO スタイリスト=Yasuka Lee

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