
映画業界に関わる著名人の方々に、様々な角度やテーマで映画にまつわるお話をまとめました。
UTA俳優・モデル
久しぶりにざわざわと心が落ち着かない、心が常に大きく揺さぶられる作品を観た、というのが率直な感想でした。本当に映画館でしか味わえない緊張感と怖さみたいなものが、完成された物語の中にたっぷりとあらわれているんじゃないかと思います。
あとはVFXのレベルがとにかくすごくて、自分が今まで観た映画の中でも一番くらいに思えました。細かいところまですべてが作られているという映像の力にも圧倒されました。
演技力がとにかくすごかったですね。もちろん怪物=クレイフェイスの話なんですけど、人間を描くヒューマンドラマ的な要素もたくさんあったので、その絶妙なバランスが素晴らしかったです。観客に共感させる力をとても感じて、トムにしか演じられないと思いました。
先ほどジェームズ・ワトキンス監督と少し対談させていただいたのですが、いろいろな俳優のオーディションをしたらしいんです。でも、トムがその中でも一番というか、この『クレイフェイス』の人間の要素や感情の表現について、観客の心をつかむ演技がズバ抜けて上手だったから、すぐにトムに決めたとおっしゃっていました。
そうですね。共通点はあるなと思いました。
ケイトリン(マットに禁断の治療を提供する博士)とマットの関係はちょっと恋愛っぽいけれど、『ガス人間』ではどちらかというと家族の愛みたいな要素があって。その点でも似ている部分があると思いましたが、俳優として自分が注目したのは、トムが演じるマットの人間の時とクレイフェイスの時のギャップです。今回は復讐がテーマとしてあって、その復讐する時の人間の感情や思いを演技で表現するわけですが、その演技面でもとても勉強になりましたし、集中して観てしまいました。
みなさん座席の真ん中に座る方が多いのかなと思いますが、僕は真ん中派じゃなくて、一番後ろの右か左、端のほうが好きなんですよね。一人の空間を味わえるような気がして、すごく好きなんです。
あとは、ポップコーンは塩味派です。小さい頃はキャラメル味も食べていたんですけど、やっぱりバターと塩が一番好きです。たまにホットドッグも頼んだりして、食べながら観るほうだと思います。
どちらかというと洋画が多いです。クリストファー・ノーラン監督の映画は、どれも好きです。あとは、昔の作品で言うと、スパイク・リー監督のストーリーの伝え方や映像もすごくいいなと思います。
もちろんです。演技面で「どうやって芝居しているのかな」と観てしまうときもあるんですけど、できるだけ映画ファンとして作品に集中したいと思っています。家で観ると演技面に注目してしまうこともありますが、映画館だと画面が大きくて音にも迫力があるので、作品そのものを楽しんでいます。
そうですね。ただ今回は、本当に作品として観ていた自分がいて、海外作品に出演したいとか考える余裕がないぐらい怖かったんです(笑)。観終わった今は、いつか海外の作品にも出られたらいいなと思いました。
スリラーっぽく宣伝されているとはいえ、DCコミックスの映画化作品のひとつとして観られるんじゃないかなと思っています。もちろん怪物やヴィランというイメージはあると思うんですけど、『クレイフェイス』を観た人は新しいヴィラン、ヒーローの誕生を感じられるのではないかなと思います。
そうなんですよ。悪のキャラクターを応援したくなるところに、DC映画ならではの作品の伝え方があるのではないかと思うんです。こういう作品が増えると、スーパーヒーローだけでなく、これまでとは違った形のヒーローも生まれて、作品の幅が広がりそうだなと思います。

BIOGRAPHY
1997年10月1日生まれ、東京都出身。幼少期からインターナショナルスクールで学び、中学時代はスイスへ留学。高校からは米国へ渡り、その後、ディビジョンⅡの大学にてバスケットボールチームに所属し精力的に活動。2018年、パリ・ファッション・ウィークにてランウェイデビュー。2026年にはNetflixシリーズ『ガス人間』へ出演、大きな注目を集めた。日本テレビ系「ZIP!」で水曜パーソナリティー(10月〜12月)を担当するほか、テレビ東京系ドラマ「赤灯えれじい」にも出演。活躍の場を広げている。